このページはInternet Explorerで表示した際、ルビが表示されるように設定されています。
本ページが読みにくい場合は、こちらのページをご覧下さい。
2008
年
6
月
1
日
からの
道交法改正
により、
今
まで「
以下
の
理由
で」
免許取得
を
断念
していた
聴覚障
がい
者
の
皆様
にも、
安心
して
免許
が
取
れるようになりました。
道交法改正
(の
一部
)については、
下記
をご
覧
ください。

「改正前の」道路交通法施行規則第23条(抜粋)
聴力(第一種運転免許及び仮免許に係る適性試験にあっては、補聴器により補われた聴力を含む。)が10メートルの距離で、90デシベルの警音器の音がきこえるものであること。)

「改正後の」道路交通法施行規則第23条(抜粋)
一、両耳の聴力(第一種運転免許及び仮免許に係る適性試験にあっては、補聴器により補われた聴力を含む。)が10メートルの距離で、90デシベルの警音器の音がきこえるものであること。
二、一に定めるもののほか、普通免許及び普通自動車仮免許に係る適性試験にあっては、両耳の聴力が10メートルの距離で、90デシベルの警音器の音が聞こえるものではないが、法第91条の規定により、運転することができる自動車等の種類を専ら人を運搬する構造の普通自動車に限定し、かつ、当該普通自動車の進路と同一の進路及び進路を運転者席の反対側に変更しようとする場合にその変更した後の進路と同一の進路を後方から進行してくる自動車等を確認することができることとなる後写鏡を車室内において使用すべきこととする条件を付すことにより、当該普通自動車の安全な運転に支障を及ぼすおそれがないと認められること。
という条件に緩和され、聴覚障がい者の方々にしてみれば、やっと門戸が開かれたと言っても過言ではありません。
改正を心待ちにしていた方々にもスムーズに入校していただけるよう、教習を受けていただけるよう、そして安心して免許を取得していただけるよう、我々も準備を進めてまいりました。
「聴覚障がい者に対する教習の研修会」
- ・講師の方を招いての講習会(計6回)
- ・市主催の要約筆記講習会への参加
- ・毎朝の朝礼時に、各職員の手話及びサイン発表
- ・学科教習、技能教習の方法の統一化及び教習計画の練り直し
- ・受付のシミュレーション、カード等の準備
これまでに私たちは、指定自動車教習所協会から届いたDVDやサイン(教習用簡易手話)本を頼りに、スタッフ全員で練習したり、朝礼でも各自手話やサインを見せ合ったりと、毎日少しでも手話に触れ、親しんでまいりました。
また上越市ろう協会に御協力いただき、聴覚障がい者の教習をスムーズに行うための講習会を行っていただきました。初回は、ろう協会の杉田達也会長を講師に招き、会話のポイントや孤立させないよう配慮することの大切さなどを教わり、計6回の研修会を通じて、聴覚障がい者教習に役立てていけるよう研修を進めてまいりました。
6月7日(土)最終日
今回は、研修会で学んだことや今まで覚えたサインの総まとめとして、実際に模擬教習を行いました。また受付も模擬練習を行いました。

あらかじめ用意したカードやホワイトボード、手話を駆使して入校説明をしています。

初めて乗る方と想定し、座席とミラーの合わせ方、シートベルトのつけ方はずし方からの教習です。
実際に運転していただき(もちろん免許はお持ちですよ)、手話による教習を行
いました。
これがまた
難
しい!
「つきあたりを
左折
。」
「あらかじめ
中央線により、中心点
のすぐ内側を〜・・・。」

我々の緊張や焦りは教習生に伝わり、教習生はもっと不安になります。
そのためにも自信をもって、落ち着いた受付、教習ができるような努力が必要だと改めて感じました。
「少しくらい間違ってもいい。『伝えたい。』という気持ちが大事なんです。」
「教習の方法をきちんと整理し、統一された教習を行ってほしい。」
「落ち着いてメリハリのある指示を。」
講師の方に講評をいただき、これからの課題、改善点、努力目標が見えてきました。
たくさんの聴覚障がい者の方々に、「ぜひみどりで免許を取りたい!!」と思っていただけるように、これからも努力を続けていきたいと思います。
こうして欲しい。こういうことに気をつけて教習していただきたい・・・など、
ぜひ皆様の御意見・御感想等もお寄せください。よろしくお願いします。